島袋法律事務所弁護士 尾辻克敏 | 沖縄県那覇市樋川の法律事務所

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『いざというときに役立つ相続ナビ!!』 ~~「遺産分割手続」とは~~

<相続ナビの概要>

『相続』という言葉は、よく耳にする言葉ですが、日常生活ではあまり実感のわかないものです。しかし、誰もが!!いつかは!!直面する問題です。いざ直面すると、どうすればいいのかわからない!という相談をよく受けます。そこで、これから「いざ」!!というときに、「相続」には、どのような問題があるの?どのような手続で進めるべきなの?事前に準備できることはないの?などについて、このコラムで私の経験などを含めてお話しさせていただきます!!

第5回~~『遺産分割手続』とは~~

さて、今回は、財産はどうやって分けるの?「遺産分割の手続」についてお話しします。まずは、一郎さんの家族のトラブルを見てみましょう!!

親父の四十九日も終わったし、そろそろ親父の財産の話合いをしようか。

兄さん。お父さんには、久茂地の実家と沖縄市のマンションがあったわよね。

そうだな。僕が実家をもらって、姉さんがマンションをもらうので、どう?

私はいいけど。弟の三郎も呼んで話し合わなくていいの?

アイツとは馬が合わないから、放っておこうよ。

さて、今回のテーマは「遺産分割手続」についてです。一郎さんたちのケースにあてはめて説明していきます。 亡くなった方の財産を、相続人でどのように分けるか決めることを「遺産分割」といいます。まずは、遺言書が有るか、無いかを確認しましょう! 遺言書があれば、原則として遺言書の内容に従って分けます。

遺言書がない場合には、どうするのですか?

遺言書がない場合は、相続人が全員で話合をして、どのように分けるかを決めます。これを「遺産分割協議」といいます。ここでの話合は多数決ではなく、全員の合意で成立します。ここで重要なのが、全員で話合をするということです。

私たちは、三郎ぬきで話合いをしていますが、どうなりますか?

「遺産分割協議」は、一人でも協議に参加していないと無効です。先程のケースも三郎君を入れて話合わないといけません。なお、県内では相続人が米国やブラジル等海外にいたり、数世代前の相続では相続人が何十人になるケースもあります。そういう場合にも、相続人全員と文書等でやりとりして協議を行っています。

では、相続財産はどのように分けたらいいですかね?

前回お話しした「法定相続分」を参考にして分けることが多いですが、話合で相続人全員が納得するならば、どのように分けても構いません。例えば、長男の一郎さんに全部分けると決めても構いません。

話合いがまとまった後は、どうしたらいいのですか?

「遺産分割協議」がまとまったら、「遺産分割協議書」という書面を作成しましょう!「遺産分割協議書」は、不動産の登記や預金の払戻し等に必要です。 後から新たな相続財産がみつかるケースが結構あるので、「新たな相続財産がみつかたときは、法定相続分に従って分配する。」などの一文を「遺産分割協議書」に入れるのをお勧めします!

話合いがまとまらなかったら、どうしたらいいですか。

遺産分割の話合は、家族間の感情等が絡み、うまくいかないケースが多々あります。その場合には家庭裁判所の力を借りましょう! まずは、家庭裁判所の「遺産分割調停」を使います。調停とは、裁判官1名と調停委員2名が間に入って、それぞれの言い分を聞きます。そこで話合がつけば、調停調書という書面が作成され、調停が成立します。調停調書の内容はおよそ、裁判をしたのと同じ効力があります。

調停でも話合いがつかないとどうなるのですか?

調停では解決できないと判断されると、調停は不成立となります。そして、自動的に「審判」という手続に移ります。遺産分割協議や調停では、相続人の意向が反映され、柔軟に財産を分けることができますが、審判では、裁判官により相続分に基づいて強制的に財産が分割されることになります。

次回は、生前贈与はどうやって調整するの? 「特別受益」についてお話しします。

~法律問題でお困りの際は、お一人で悩まず、私とともによりよい解決を目指していきましょう!~

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